09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 11

え!?なんか今ちょっと揺れてない?

何をやってもドジでノロマで亀みたいな私が、主に酔った時になんとなく更新するブログです。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted on --/--/-- --. --:-- [edit]

category: スポンサー広告

TB: --    CM: --

--

帰るまでが…エクストリームトライアングル(後編) 

(志賀エクストリームの後編)

具合が悪く、ロクに動ける状態ではありませんでしたが、しばらく哲ちゃんに引っ張ってもらいつつゆっくりと歩いて進みます。

「M浦さん一体どうしちゃったんすか?」とか言われましたが、知る人ぞ知る、結構毎回私こんな感じですが…

今思えば、この辺りのコースは総て“走れる区間“だった。勿体無いことをしたな。


歩くと胃が揺れて気持ち悪い…
吐きっぽい…
おまけに意識が遠のく…


それでも哲ちゃんのトークに耳を傾けていると気が紛れます。

「俺は学生時代酒ばっかり飲んでましたよ!」
…。
「でも吐けないんで水をカブ飲みして吐いてたりしましたね!」

…うぅ…今、その話題は…
連想させないで…

それにしても…このレースのコース、異様に倒木が多いんです。
何とかならんかね?でもこれが好きな人もいるんだろうな。

倒木T
<哲ちゃん撮影>



さんざん弱音を吐きつつも、どうにか第二エイドに到着

もう哲ちゃんにはここで別れて先行してもらいます。
私に付き合ってたら時間が幾らあっても足りない。

私はすがるような思いで、エイド、売店前に設置された自販機へ向かいます。


カルピス……カルピスだ…

カルピスウォータさえ飲めば回復する。そう信じて自販機を物色しますが売ってない。
代わりにアンバサホワイトウォーターを発見。

似たようなもんだろ…と買って飲んだら炭酸パワーで一気に嘔吐。
売店の前で申し訳なかったかな。


胃は回復せず、とうとうその場にあったベンチに座り込みます。


他の選手の会話が聞こえてきます。

ここからゴールまであと21kmほど。
山田琢也さんの話で、“ここからなら8時間あれば歩き通しても完走できる“らしい。


逆にゴールまで8時間はかかるってことか…などと考えながら時計を見たら4時半。制限まで7時間半しか無い。

まずいぞ…


まずいとは思ってましたが、正直タイムオーバーってオチは頭に無かった。

慌てて再出発です。
ペースを上げようと身体に鞭打つがやはり言うことを利かない。


…登山道に入ると、コースを逆走してくる選手とすれ違います。
「無理・無駄」と踏んで収容バスにーエイドに戻る選手たちです。

進む選手と戻る選手。どっちが正解なのか。


ここでリタイヤしないなら、残り7、8時間動かねばならない。
そして、7,8時間頑張ったからって、完走できる保証は無い。

時計は4時40分。
夜中、12時のことを考えつつ…でもそんな先のこと考えられもせずに夢中で進みます。



進みますが…何度か立ち止まりました。

引き返すなら今しか無い。
後は泣いても制限に間に合わなくてもゴールまで自力で戻らねばならない。

「やっぱり戻ったほうが正解じゃないんですか!?」

そんなことを他の選手と話していると…

「そりゃ、やってみんとわからんぞ!」と後方から気合の入った声。見ると坊主頭のオッサンランナー。関西人か?

「1時間で3km進めれば間に合う計算や」

…と、説明してくれたのがその時には理解出来なかったのですが…つまりキロ20分で進行し続けなければアウト、と言うことになる。

ここからは時間と体力の勝負です。
不思議と脚は戻ってきていましたが、ペースは上がらない。

キロ20分ってどれくらいだ?
俺の今のペースは?

次第に陽は落ち、雨が降り出します。

くそっ!くそっ…!
苛立ちます。

そりゃ頑張って進んで無事完走出来るんなら幾らでも頑張ってやるがよ!
完走できる保証が無いじゃあよ!

そんなことを勝手に頭の中でキレながら進みます。


しかし…

息子よ、優斗よ。
父のこの姿を、生き様を見ておけ。

ここ数ヶ月は育児のこともあって(ほとんど手伝っていませんが)練習量が落ちたところはあります。
反面、息子の為にこそ頑張っていたい…そんな気持ちもあります。

タイムはどうでもいい。完走したい。この姿を見てもらいたい。(会場に来てませんが)


直後、落雷
つい「うひ~!」とか声をあげてしまった。
やっぱし誰にも見られたくないな。


相変わらず続く悪路、倒木、雨。

つい「あ~~!!」と悲鳴のような声をあげてしまう。


何かの拍子に手首に縛り付けていたハンドライトが崖に落下。
暗い谷の淵に光を放ちつつゆっくりと落ちていきます。

映画でこんなシーンあったぞ…


そんな時に、U井さんが追い上げてきました。復活したのかな?

「U井さん、多分自分はもうダメです。先に行ってください」

「いや、リタイヤつってももう先に進むしか無いよ!」と“覚悟を決めろ“のお言葉。
確かにそうだ。


それでも何とか赤石山に辿り着き…スタッフの方から「もう(時間)安全圏ですよ」と言われ、一安心。


正直、ここからはペースがガクンと落ちました。
ラストスパートとか全然頭に無かった。

…ら、ラスト1kmほどのところでまたも転倒し、泥まみれ&尻餅。

「ゴールまでがエクストリームですよねぇ~」と、後続の選手が声をかけてきます。

確かにそうだよなぁ…なんて考えているうちにゴールゲートが見えてきました。


最後はゆっくりと…そして、私の後から数名着いてくるラストランナー達、総ての完走を祈りつつゲートを潜ります。


終わったー

既に到着していた哲ちゃんが出迎えてくれました。

待たせてゴメンなさいとか、付き合わせてゴメンなさいとか言うと「俺はタイムはどうでもいいんすよ。皆でゴールできれば」のお言葉。

ジーンときますね
タイムに固執する割にはグダグダになってしまっている自分を改めて恥じました。

父親はこうあるべきだ。

哲ちゃん、元気な赤ちゃんを産んでね。

ゴールT
<これも哲ちゃん撮影>

水場で手を洗っていると、御馴染みになっていたラストランナー達が「来年も出るんでしょ?」と声をかけてきました。

「いやぁ…来年は…」

このコースを楽しむには相当の脚力が要るだろう。今は考えられないな。

本当にゴールまでがエクストリームだったな…

なんてちょい自分に酔いつつ、会場を後にしました

この後、私は「帰るまで」どころか「帰った後までエクストリーム」だったことを痛感させられることとなる。
(もうちょい続く)
スポンサーサイト

Posted on 2014/09/05 Fri. 12:55 [edit]

category: ランニング

TB: 0    CM: 4

05

コメント

 

TOKIOのリーダーに感動していた私はバカでした。感動すべきは、こっちでした。

URL | Mr. Bone #oKzxZbq2 | 2014/09/06 22:54 | edit

 

M浦さん、完走おめでとうございます!

私はM浦さんを先行した後の赤石岳山頂手前1Km位のところで、前を行く三人のランナーさんの後を何の迷いも無くついて行って謎の激沢下り、、、、
痛恨のコースミスで40分くらいロストでした。
それでも何とか時間内完走を目指しましたがゴールタイムは、
20:02:08、、、、
RESULTの「DNF」の文字があんなに大きく見えたのは初めてです。

お互い来年は万全の体調で、「15時間切り」を目指しましょう!(笑)

URL | U井 #- | 2014/09/07 22:03 | edit

Boneさん、有難うございます 

いやぁ~城島君、感動しましたよねぇ~!あれぞ中年の星!
(番組本編はほとんど観てないのですが)やはり、一見無理っぽいことに挑んで達成するところに感動があるのだと思います。

それに比べて私は…と、色々と思うところがあったり、色々落ち込んだりしております…

URL | M浦です #Ol5YZ1X. | 2014/09/08 09:11 | edit

U井さん、お疲れ様でした! 

うぉお!マジすか!?

ゴールで待ってた哲ちゃんが、「U井さんが未だ着てない!」と心配していたんです。「そんなはずは無い。あのペースだと恐らく俺より20分は先にゴールしているはずだ」と言う私の意見に、「じゃあ俺がキノコ汁食ってる間にゴールしたのかな?」「U井さんなら淡々とゴールして今頃温泉だと思うな」などと話していたのですが…そうだったんすね!?

来年15時間ですか…
とても想像できないですが、金曜、土曜日に有給休暇とれれば案外楽勝だったりして…

URL | M浦です #Ol5YZ1X. | 2014/09/08 09:18 | edit

Comment
list

コメントの投稿

Secret

Comment
form

トラックバック

トラックバックURL
→http://acchonburige.blog.fc2.com/tb.php/196-00755c0a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Trackback
list

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。